歯周病が気になる方へ|大倉山にある歯科医院

新田歯科クリニック

  • 大倉山駅前 新田歯科クリニック
  • 0455317300
  • 大倉山4丁目 新田歯科クリニック
  • 0456334200

歯周病が気になる方へ


こんな症状があらわれたら歯周病のサインです

  • 歯を磨いたら血が出る
  • 口臭がする
  • 口の中がネバネバする

歯周病はほとんど痛みがなく、知らず知らずのうちに歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていく病気です。見た目に分かるくらいまで進行が進んでしまうと、完全に治療することは難しく、場合によっては抜歯せざるを得ないこともあります。

歯周病のサインで1番分かりやすいのは「歯ぐきから血が出る」ことです。歯磨きをしたときだけではなく、固いものを食べた時など、痛みはないけど出血がみられる場合は、1度健診にお越しください。結果的に歯周病でなかったとしても、歯ぐきが弱っている状態、すなわち歯周病予備軍である可能性が非常に高いです。

歯周病とは歯の病気ではなく、歯ぐきや歯を支える骨の病気で、原因は細菌感染です。細菌が血液を通じて全身に回ると、糖尿病などの全身疾患などに影響することが確認されています。たかが歯の病気と侮らず、早期のうちに治療することが大切です。

当院での歯周病治療の流れ

①初診

まずはお口の中を拝見し、状態を確認させていただきます。歯周病の場合、痛みがなくても歯がぐらぐらしたり、うまく物を噛めなかったりすることもあるので、普段の生活において気づいた点などについても詳しくお伺いします。

②歯周組織検査

歯周病の進行状況を確認するため、パノラマX線写真・デンタルX線写真を撮影し、歯周精密検査を行います。初期の歯周病は自覚症状がほとんどないため、症状があらわれていない箇所も含めてお口の中全体を確認させていただきます。

  • image

    パノラマX線写真

  • image

    デンタルX線写真

  • image

    歯周精密検査結果表

③診断・治療計画の立案

診断を行い、症状に応じた歯周病治療計画をご提案します。できるだけ歯を抜かないことを第一としていますが、歯周病の進行具合によっては抜いた方が良いこともあります。いずれにしても、患者さまとしっかりと相談をして、納得のいく治療方法を選択できるようにアドバイスさせていただきます。

④歯周基本治療

歯周病の治療は段階を踏んで行います。まずは、歯周病の基本的な治療からスタートします。

プラークコントロール 歯に付着したプラーク(歯垢)を減らすことを「プラークコントロール」と言います。歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシなど、プラークを取り除くための道具はたくさんありますが、あまりたくさん使いすぎると歯磨き自体が面倒になってしまうので、無理のない範囲でご提案させていただきます。
スケーリング 歯科衛生士が行う歯に付着したプラークを取り除く方法です。プラークだけではなく、プラークが固まってできた「歯石」も取り除くことができます。歯石は、歯ブラシやフロスなどでは除去できないため、当院にてしっかりと除去して、今後歯石にならないようにプラークコントロールをしっかり行っていただくというのが、歯周病治療や予防の基本的な流れになります。
ルートプレーニング 歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)の奥まで入り込んだプラークや歯石を除去します。ポケットの奥深くまで器具を挿入するため、局所麻酔を使用することもあります。
咬合調整 上の歯と下の歯のバランスが合わない場合、歯に負担がかかってしまい、歯周病の進行が早まることがあります。歯並びの状態によっては歯列矯正をご提案することもありますが、最終的には患者さまに判断していただきます。歯列矯正を行う場合は、もう少し治療が進んだ後に開始します。
暫間修復 根の治療をした箇所や抜歯をした箇所、元々欠損していた箇所などを補綴物やインプラント等で補う場合、その治療が完了するまで仮歯を入れます。欠損した状態のままその日の治療を終えることはありませんので、ご安心ください。

⑤歯周組織検査

再度歯周組織検査を行い、基本治療の効果を確認します。この段階で治癒していれば、治療は終わりです。まだ改善されていない場合は、引き続き治療を続けます。

⑥歯周外科治療

基本治療だけでは改善しない場合、歯肉や歯を支える骨(歯槽骨)が溶けているケースが多くありますので、外科処置はもちろん、歯肉や歯槽骨を再生させる治療も必要になります。

歯肉移植術 丈夫な歯肉が不足している場合、上顎にある固く健康な歯肉を移植する手術です。
組織付着療法 歯肉を開き、スケーリングやルートプレーニングだけでは取り除けなかったプラークや歯石を除去します。また、プラークや歯石を取り除いた後、そのままにしておくと歯と歯肉の間に隙間ができますが、その隙間がピッタリを埋まるように処置をします。歯肉が足りない場合は、歯肉再生療法を行います。
歯肉再生療法 人間が持つ自然な治癒力によって、歯肉を再生させる方法です。再生した新しい歯肉は歯にぴったりとひっつくため、歯周ポケットを埋めることができます。また、歯肉を再生することで歯槽骨も元の形に戻ります。
切除療法 歯肉を切除することで、歯周ポケットを減らします。軽度の場合のみ適応されます。
歯周形成手術 歯肉を回復させる治療法です。プラークコントロールがやりやすくなる他、審美面での改善も見込めます。歯肉が黒ずむなど悪くなってしまった部分に、健康な歯肉を移植する歯肉移植術を行うこともあります。
骨整形 歯槽骨を本来の形に整形し、ブラッシングがしやすい状態に改善させます。
GTR法
(骨欠損が少ない場合)
歯槽骨を再生させる方法です。歯石を除去した後、歯肉と歯槽骨の間に生体親和性の高い膜を置き、歯肉の成長を促進します。自然な治癒力を使うので、数か月の期間を必要とします。
骨移植術
(骨欠損が多い場合)
溶けてしまった歯槽骨に骨を移植する方法です。移植する骨は、人工骨と自家骨(患者さま本人の骨)があります。

⑦歯周組織検査

再度歯周組織検査を行い、改善具合を確認します。重度の歯周病でも、外科治療まで行えば改善されるケースがほとんどです。

⑧メンテナンス

歯周病は生活習慣病ですので、ブラッシングを怠ることで簡単に再発してしまいます。歯周病治療は、一生涯かけて行うものです。毎日のブラッシングはもちろんですが、再発していないかどうかを確認するためにも、定期健診をお勧めいたします。また、歯ブラシだけでは取り除けない汚れもあるので、定期健診は再発予防のためにも重要なことです。

ページトップへ戻る